12/01/2006

ガネーシャ店長、久しぶりに地味に熱く語るの巻

こんにちは。
クリント・イーストウッド=キャラハン刑事=俺のマグナムが火を噴くぜ!の公式と、クリント・イーストウッド=キャラハン刑事=空豆タロウのお父さんの間違った図式が浮かぶガネーシャ店長です。
古いねぇ〜バカだねぇ〜(--;)
泣ける映画が見たいんじゃ〜〜〜〜とずっと言い続けてまして、もしかしたらこれは泣けるかも?と思ったのが『硫黄島からの手紙』。
これは『父親たちの星条旗』と二部作だそうで、監督が俺のマグナムが火を噴くぜ!の名台詞『ダーティーハリー』のキャラハン刑事のクリント・イーストウッドだそうなのよ。(長い説明でごめんよ〜)
二部作ならば、やっぱり両方見ておく方が良いのかも?
そう思い、昨夜安コロへレイトで見たのが『父親たちの星条旗』。
『ワールドトレードセンター』の方が泣けるらすぃ〜よ・・・と言うアフロ氏。
そうよね・・・でも時間が遅すぎるので、やっぱり『父親たち・・』にした。

ゲバ評どおりの映画かもしれまへんね。(O.;)
これと言って有名な俳優さんがいないので登場人物を区別するのに時間がかかったし、第二次世界大戦の戦争映画なので、物凄い特撮があるわけでもなく、地味に淡々と進んでいった。
ワシはこの時期にこんな戦争映画を作ったクリント・イーストウッドをちょっと褒めてやりたいと思ったよ。
興行収入や平和を考えるなら、題材はやっぱり『ワールドトレードセンター』の方が上だと感じるのが正直なところだ。
でも、でも、ホントの平和って何?
テロ行為を題材にがんばった人たちにスポットを当てたのは、アメリカ側の主観がかなりあるんじゃないの?って思うんだよね。
平和とか反戦とか人間の真価とか政治と経済と欲望とか、世の中の裏からくりに触れながら淡々と進む『父親たちの星条旗』は、見終わってしばらくして、「本当に戦争ってイケナイコトだよね。」ってしみじみ思い返させてくれる。
『硫黄島からの手紙』が仮に泣けなくても、どんな観点で今度は作ったのかな?と気になる。

帰りの車の中で、アフロ氏が言った。
「アメリカがイラクを攻撃してから今日までの日数って、第二次世界大戦を超えてるんだよね。」って。

へぇ〜、そうなの!
自分に関係ない事象ってこんなもんなんだよね、人間って。
平和がどうのとか、戦争反対とか言っても、渦中でない人間の所詮キレイ事なんだよね。

所詮キレイ事だとわかっていても、ワシは叫び続けるよ。
「戦争はやめましょう!」って地味にね。
武器を持って殺し合っても何も解決しない。
何が正義なのかわからなくなって、兵士達は何のために戦っているのすらわからなくなる。
友達や家族を失った人々の虚無感、正体が見えない対象への怒り、復讐心、その他諸々の憎悪が心に芽生えるだけだよね。
みんなもうわかっている。
みんなもう知っている。
なのに、大きな力や渦に呑まれて、自分の意志とは関係なく戦争への道を歩まざるをえない一般人は、世界中にいっぱいいる。

渦中じゃない日本人だからこそ、「戦争反対!」と叫ぶべきなんじゃないの。
原子力の猛威を目の当たりにして被爆した経験のある日本人だからこそ、「戦争反対!」って叫ぶべきなんじゃないの。
北朝鮮が核実験をしたから、日本の非核三原則を見直すべきだと唱える政治家や有識者がいる。
バカじゃないか?と思う。
立派な肩書きや知識や名誉のある人なのに、そんなことしか考えられないのか?って思う。
心が狭すぎるぞ、キミら。。。何が愛国心だよ・・・小っせぇ愛国心だよなって思う。
今売れてる新書『世界の日本人ジョーク集』の中に、日本の平和を守るのは誰?というのがある。
3位民主党、2位自由民主党、栄えある1位はアメリカ共和党、だそうだ。
笑って過ごせるジョークじゃないよなぁ〜こりゃ。。。(--;)

ラブ&ピースだけじゃ人間は救えない。
ラブ&コンパッションがって、初めてピースを考えることができると思う。
前に流行ったホワイトバンドがいい例だ。
結局、何やったんだよ、おまいら?
儲けて消えただけじゃんね。
「ラブ&ピース」とか「助け合いの心」とか看板掲げて、結局のところ金儲けできただけじゃん。
貧しいんだよ、心が。
儲けた金を有効に使えよ。
踊らされた人たちもどうかと思うよ。
ホントに気持ちがあるのなら、自分で考えて自分で動けよ、できる範囲でって思う。
けど、ほとんどの人は、思惑に乗って何も考えずにファッションでしかなかったんだろうね。
仕掛けた人も悪いけど、乗っかった人も同じだよ。
もっと真面目に考えた方がいいよ、真面目なコトは真剣に向き合った方がいいよ。
日本の教育を見直そうという大きな運動があるけど、教育っていうより心を育てるコトを考えた方がいいよ。

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