4/17/2007

シルクロード

おっはようございま〜す♪
朝の爽やかな気分に一番ふさわしくないガネーシャ店長です。(^g^)
今日は晴れてますよ、東海地方。
元気出していきまっしょい、そい!

深夜、NHKで昔のシルクロードのデジタルrimix版を放映していた。
朝っぱらからなんですが、ワシは深夜番組大好きな人間だったが、この時間にこれを見ていては人間らしい生活ができなくなると思い、未練タラタラではあるが深夜番組断ちを試み1週間が過ぎている。
しかし、見たい。
見たいんだよ、シルクロード。
今日からは新シルクロードが再放送のようだし。
我が家にも録画できる機械はあるのだが、仮に録画しても次に再生して見る時間がないのよね。
それに、なんだか子パンダ専用になっているみたいで、Mステとかドラマとかお笑いとかばっかり録画されていて、ワシの希望を叶えてくれるスペース(容量)は残されていないようだ。
見たくても見られないんだったら、いつか行ってやるぞ〜!
そんな野望を抱きながらワシは床につくのである。

20年前の映像がどれだけ現在もそのまま残っているのだろう。
ワシが杖をつきながらシルクロードを歩く頃は、もう面影なんか全然ないんだろうなって思う。
ほんでもエエよ。
いつか絶対行くよ。
60になっても70になってもいいよ。
今さら手遅れだ、若いうちに行っとけやって他人は言うかもしれんけど、意外と生物学的に年齢に即した順序通りの人生を送っている。
若いときも現在も扶養家族を背負っておるので身軽ではない。
でも、あんまり年齢は関係ないと思うべさ。
ババァにはババァなりの見方があるってもんさ。
ご縁があれば必ず行けると信じるシルクロードである。

なしてそげんに行きたいとですか?
そう問われるとホント困る。
何って別に理由はない。
しかも、ワシが行きたいのは、なんとかスタンっていう方面なんだもん。
アジアとイスラムとヨーロッパが融合した草原の国々。
昔、弟が「テレビでモンゴル見てたら自分とそっくりな人がいてビビッたぜ。」なんて言ってた。
弟はワシにゲキ似だ。
ワシはワシでチベット人に「チベット人?ラサにいる従兄弟の嫁さんにそっくりなんだけど、親戚スジ?」って聞かれた特異な経験を持っている。
きっと何かあるんだぜ。
ワシのDNAの中になんとかスタンがあるのか、それとも魂がその昔その方面で生きていた記憶があるのかはわからないが、妙に妙に血が騒ぐのだ。
AsianAntiqueの04 October 2006 Two-eyes Dzi with Unusual DesignはワシのファーストアンティークDziコレクションだ。
この子を見つけたとき、偽物だと思った。
初めて見かけるタイプだったし。
でもそれ相当のお値段はした。
偽物でもいいいかって騙されたつもりでゲットした。
だってめちゃくちゃ気になったし気に入ったんだもん。
その時、他にもアンティークはあったのだがこの子しか目に入らなかった。
数年経ち、ネパールに住むDziマスターに鑑定してもらう機会を得た。
Dziマスター曰く、
「とても興味深いDziである。
 作る技法も年代も限られたものである。
 そしてこれが作られた地域も素材の石も限定される。
 この乳白色の石はハイマウンテン(高度が高い山)のものだ。
 普通のDziとは工程が違う。
 そして、このeyeの中に・を入れるのは遊牧民独特のものなんだよ。
 たぶん、キルギスタンとかカザフスタンとかチベットより西側のものだね。」
だそうよ。
今じゃイスラムの教えを守る人たちだけど、その前は違ったんだよね。
eyeの中の・は、他のよく見かけるdziの中にも入っているものがある。
カムパの方々のような騎馬・遊牧民の持っているものに多く見られる。
中国がチベットを侵攻し、ダライ・ラマの亡命を追うようにたくさんのチベット人が命からがらヒマラヤを越えてきた。
ネパールに住む友人はその一人だ。
まだ赤ちゃんだった。
お父さんが負ぶって、ねんねこの代わりに鉄鍋で覆って、馬で山を越えたそうだ。
背後に中国軍の銃攻撃を浴びながら、家族と親戚で命がけの旅だったそうだ。
お父さんはまだ健在で、たまに昔話をポソッと語る。
けど、あんまり思い出したくなさそうなので詳しいことまでは聞けない。
ちょっとディープな話は置いといて、「んで、お父さん、どうして・が入るのさ?」って聞いてみた。
お父さんと息子である友人は、とても誇らしげに教えてくれた。
「ワシらはカムパの者なんだぜ!
 カムの男はがっしりして勇猛で馬の使い手なんだぜ。
 遊牧の暮らしをしている者にとって、大切な物は何だと思う?
 それは夜空の星だよ。
 星がなくっちゃ遊牧の暮らしはできないだろ?」
おいおい、顔に似合わずロマンティックなこと言うでねぇ〜か!とプチ感動したぞ、ワシは。

・型にはまった生き方ができない。
・毎日を時間割通りに過ごせない。
・お風呂に入るのが好きじゃない。
・邪魔じゃないですか?と言われても。ジャラジャラしたのははずせない。
・できないくせにシンプルで丁寧な生き方がしたい。
みんなワシのことだ。
どこぞの少数民族の流れだよ、ワシってば。(--;)
こんなワシは農耕民族の中にいると、とても息苦しさを感じる。
別にいいじゃん、みんなと同じじゃなくたって。。。
道徳的に間違ってなきゃ、人に迷惑かけてなきゃ、別にいいじゃん。。。
だからと言って、他人を攻撃したり声高に反対を叫ぶこともしない。。。
自分に自信がないくせに、別にいいじゃんって思いを常に持っている自分がいる。
物心ついてからずっと感じていた周りとの違和感。

なんでだろう???

最近、少しずつ疑問符がとれていく。
仕事を通して出会った縁がワシの心を解放してくれる。
人であったり、物であったり、出会いの縁に感謝することばかりである。
Dziの効能とは、本来そういうものなのだ。
Dziに限らずパワーストーンと呼ばれる天然石もそういうものなのだ。
先日、ワシに説教してくれた坊さんがこう言った。
「あなたは今すぐ修行して占い師になりなさい。
 そして、人を幸せにしてあげなさい。」
自分がいっぱいいっぱいのワシは到底他人様を幸せにすることなどできんわって悪態ついたら、
「導くことはできるだろう。」と言われた。

目に見えない何かに導かれて、シルクロードを行こうと思った。

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