11/11/2008

うちの4号は中2男子。
年がら年中、中学のジャージで過ごす男子である。
久しぶりに外食に出かけたときのこと。
4号はやっぱりジャージだった。
下はハーフパンツ。
上は夏の体操服をインしてジャージをキュ〜と着用している。
服がないのか?と心配に思い、「服を買ってあげる。」と申し出たら、「別にいい。服とか何着たらわからんし・・・」と断られてしまった。
情けない、素敵なガネーシャ店長のバカ息子がジャージ男で満足する輩とはっ!!
がっかりしたのはワシだけでなく、家族中がみんなドン引きだった。
姉達が言う。
「この前○○君を見かけたけど、○○君でさえ、私服だったぞ!」って。
○○君、誠に申し訳ない。
ワシは、彼らが休日だろうと家にいることはないので、あまり私生活には詳しくない。
「そんだもんで息子がダサダサになるんじゃないの〜?(-.-)」
ボクは無関係だしぃ光線バリバリのアフロ氏は言う。
う〜ん、そうかもしれん。。。(--;)
せっかく、お顔はワシに似て可愛いのに(ビバ☆親ばか)、ダサダサじゃ勿体ないね。(-。-)y-゜゜

ワシに指摘され、姉に指摘され、それでも「別にいいし。」などと開き直っていた4号だが、休みの日は私服を着るようになった。
姉達は結構ボーイッシュな服装が多いので、ジャンパーなど借用しているようだ。
「え?急にどうした?」と一番仲良しの2号が尋ねてみたところ、「だって、おかあが怒るもん。。。」と言っていたそうだ。
別にワシは怒っちゃないのに怒られたような気持ちになったのだろう。
あぁ、なんて可愛いバカ息子でしょう!

男はみんなどこかマザコンなのかもしれない。
いつまでたっても幾つになっても母親の存在は大きいようだ。
母親の立場で言えば、幾つになっても子供は子供だ。
度が過ぎて変態性を帯びるのはどうかと思うけど、世の中の男はみんなマザコンなんだと思うし、それでいいと思うし、そうでなくちゃ寂しい気もする。
そういう気持ちもない人は、ホントの優しさや心の痛みもわからないかもしれない。
切っても切れない絆の中で、惜しみない愛情を注ぐことができるのも母親の方が大きいかもしれない。
目に見えなくとも愛情を注がれ育まれて人は大人になるのだから。
男だから父親から生まれるのではなく、生物はみな母から生まれるのだから。

母が子を思う気持ちは仏様の慈悲の心に似ているという。
思われて育った子が母をみるのも、人間が仏様をみるのに似ているのかもしれない。
子がなければ母にはなれないけど、我が子だけにその愛情を注がなくとも、もっと言えば、子供に限らずすべての生命に愛情が持てればよいのだと思う。
我が子を捨てたり殺したりする親もいる。
子がいるからその人が満点なのではない。
私の周りには子がなくても満点の人がたくさんいる。
どっちでもいいんだよ。
子がおろうがおろまいが、その人の人間性に変わりはない。
きっと目に見えない愛情をたっぷり注がれた人たちなのだろう。
信じられないような胸の痛い事件が多すぎて、少々「また?」みたいに麻痺しかけている。
少子化をなんとかせにゃアカンと思ってお役所のやる事は、ホントに陳腐で嘆かわしい。
「医療費を安くすればいいだろ?」
「児童手当を出せばいいだろ?」
誰が考えて、こんな表面上の薄っぺらいところを塗ってみただけの政策を立てるのだろうか?
そりゃ、お金を援助してもらえるに超したことはないけれど、だからどうなの?って思う。
ワシもそうだけど、昔の人は、そんな援助が無くても子供は仰山生んだ。
保育の制度が無くても、働きながら子供を育てた時代もあるでしょう。
何か違うんじゃない?
制度を考えたお役人は、絶対男だと思う。
学歴ばっか気にして、どうでもいいようなことばっかり見栄張って、そんなタイプの男の臭いがする。
もし女の人だとしたら、男女雇用機会均等法の傘の中で、男と同じようなことばかり気になるタイプの女に思える。
ワシらは「男」とか「女」とか、そういう意識を超えた「人」の血の通う社会が欲しいだけだということに、そろそろお役所も気づいてほしいもんだ。
自分も〈母から生まれた命のひとつ〉だということを。
マザコン的な感覚を取り戻していただきたいと思うのはワシだけだろうか?

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