11/21/2006

がんばれ、日本の坊さん!

物質は豊かになっても心は貧しく壊れていく世の中。
マニアな人ならご存知のとおり、ネットで日記を書き始めてからずっとこのネタから離れないワシだ。

ある人は命を絶ち、
ある人は何物か何者かにすがり、
どうしたら心が癒されるでしょうか?って日本中が、いや世界中が悲鳴を上げている。

心豊かに生きることがこんなに難しいのか?

新興宗教まがいな団体、インチキ詐欺まがい(いや、そのものだな・・・)の販売、規制しようにも求める人がいるのだから規制しようがない現実。

先日、ダライ・ラマ法王の講演会にも袈裟を着た日本の坊さん尼さんがいた。
彼らに問いたい。

どうしてあなた達は無償で救いの手を差しのべないのですか?
セレブじゃなくてもノーベル平和賞など受賞していなくても、あなた達は仏の道を修行したんじゃないですか?

昔は聖職と認識される職業が存在した。
学校の先生や宗教家の方々はその枠に入った。
今の世の中、先生が聖職者だとは誰も思ってないだろう。
申し訳ないが、坊主丸儲けという言葉のように、坊さん達も通夜と葬儀と法事しか関係ないと思っている。
きっと坊さん達も暇な時はベンツ乗ってゴルフ行くんだろうなって思われている。
少なくとも、ワシはそう思ってしまう。
だって、せっかくの修行が、仏祭時にしか生かされてないじゃん。

ダライ・ラマじゃなくたって、瀬戸内寂聴さんじゃなくたって、あなた達のお話を必要としている人はいるはずだ。
報酬がなくても、最初は怪訝そうにされても、あなた達が修行して培った「生きるための知恵」を、どうぞ無知な衆生に教えてあげてほしい。
ワシもその無知な衆生の一人じゃけん、ホントの「知恵」を教えてほしい。

まずは学校の一つの学級からでもいいじゃないですか。
小さな子に、分かり易く話してみてはいかがですか?

まずは公民館で子育て中のママからでもいいじゃないですか。
子育てや近所付き合いに躓いている人に、さりげなく語ってみてはいかがですか?

まずは老人ホームからでもいいじゃないですか。
人生の大半を過ぎてしまった人の中にも、なかなか手強い執着と煩悩を持っている人に、冥土の土産話を持たせてはいかがですか?

その袈裟は仏の道を広めるためのものですか?

それともお金儲けのためのものですか?

がんばれ、日本の坊さん!

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