成人式・・・思い出そうとしても曖昧な記憶で遠い過去となりけるガネーシャ店長です。
みなさま、お元気ですか?
昨日は成人式でしたね。
毎年めっちゃ寒い日でお気の毒にと思ってしまいます。
まぁちぃと陽気のいい季節にすればええのに。。。
最近目が悪くなってしまったせいか、新成人はどの子を見てもホストかキャバ嬢にしか見えないあたくしです。(>_<)
いずれにしても年のせいっすかね。
振り袖withレースってゆーのに小さな抵抗を感じます。
半襟は白くない方が好きなんだけどね。。。
今の時代に振り袖着るならどんなんにする?と聞かれたら、きっと、どこぞの極妻ですか?(--;)って言われそうなものを選んでしまうかもしれない。
あたくしもかなり間違った方向に進んでいる人間だと再認識したわ。
さて、今日のお写真はコレっす!

ヤオ族のアンティークバングルのペアです。
下のは飾りチェーンがありますが、上のはチェーンの付いていた跡のみ。(残念!)
ろうけつもしっかり残ったレアな逸品です。
さすがのあたくしもコレは貴重すぎて使用する勇気がないので、ショーケースの中に飾っています。
同じモノはもうないでしょうね。
精密な銀細工も素敵なろうけつの技術も次の世代に受け継がれていく可能性は非常に少ないのが現実。
着物文化を多くの人が捨ててしまった日本人と同じだね。
仕方ないのかなぁと思う反面、とても哀しく思う私がいます。
このバングルは、骨董屋のマダムから譲り受けたものです。
タイだって日本と変わらない便利な物に囲まれた暮らしは普通である。
マダムは時代の流れに少し違和感を感じている。
私も同じように、これでいいの?このままでいいの?便利なら何でもいいの?という思いが常にあるからアンティークに惹かれるのかもしれないね、、、と意気投合した。
日本にはアイコのように思っている人、他にいる?と聞かれた。
多分いると思うと答えた。
じゃ、アイコの店にコレ飾るといいよ♪となったワケだ。
マダムが持っていれば、欲しい人がいたらもっと高値で売れるんじゃないの?と尋ねると、
物の価値も解らずに安値で買いたたいて高値で外国人に売る人には手渡したくないの、、、というお返事。
(漢人と天珠の関係を思い出したのは私だけっすか〜f(^ー^;)
ま、マダムはコレクターの域だから1つくらいいいかって思ったのかもしれない。
こんな縁あって私のところにやってきたバングルです。
もう1つ、ヤオ族のオールドバングルをご紹介します。

ろうけつを施したドラゴンバングルのペアです。
前のが80年以上前のものに対して、こちらは30年くらい前のものなのでオールドバングルと区別しました。
これは直接ヤオ族から買った。
バングルのペアとろうけつのリングの3点セットだ。
こちらから交渉したのではなく、向こうからの逆ナン状態で。
よく族の人にはナンパされる。
どっかの村で噂されてんのかもしれないな。(-_-;)
やっぱり生活のために売りたいと言ってきた。
しかも結構なお値段を言ってきた。
高いじゃねぇ〜か!と思いながらも、彼がチェンマイまでやってきたことを思うと値切る気持ちにはなれなかった。
一族の生活と村の存続という大きな使命を背負ってここまでやって来たんだろうな。
本当は売りたくなんかないに違いない。
でも、食べていかなくちゃ。
子供を育てなくちゃ。
学校に行かせなくちゃ。
村を出てからどれくらい過ぎたんだろう。
きっと食料品や生活雑貨も村人に頼まれてるだろうから、おつかいもして帰らなくちゃいけないんだろうに。。。
(ここでもdziとチベタンピープルの関係を思い出してしまった、、、私だけでしょうか?f(^ー^;)
いろんな因縁を経て、この子たちも私のところへやってきたのです。
私は《ひとり少数民族応援団》である。
こっそり告白するけど《ひとりチームマイナス6%》歴も長いし、最近では、お客さんに持ちかけられると《ひとりカウンセラー》みたいなこともしている時がある。
そう、まったくの個人で自称《ひとりNPO》であり平和活動家である。
時は21世紀。
人類はさらなる繁栄を目指し、科学技術は人類のためと称し日進月歩革新している。
だけど、私たちってホントに幸せ?
ホントに豊か?
ホントに満たされてる?
古い物を前にして自分の心と素直に向き合える私がいる。
私にとって骨董品は一種のメディテーションなのかもしれない。