11/04/2008

如意輪観音

どうもです。
今日は少し時間が取れたので、書きたくても書けない日々の鬱憤を晴らそうと思うガネーシャ店長です。

ワシのところは、いわゆるパワーストーンというモノも販売している。
アンティークストーンとは別の場所に綺麗に瓶に入って並んでいる。
お値段もそこそこお気軽に求められるので、普通に人気があったりする。
ただ、ワシんとこは、「開運グッズは何もないけど絶対開運する」という不思議な形態のお店なので、○○運だの▲▲に効く石が欲しい人は面食らう。
効能書きと言われるPOPが一切ないのである。
店主の重きを置く位置が他の石屋さんとは微妙に全然違う為と思っていただければありがたい。

それでも、何故か不思議系の人が吸い寄せられるようにやって来たりする。
ワシは基本的にみなさんウェルカムだ。
どなた様もガネーシャに入ったら気分良く帰られるのがよかろうし、そうすることがワシの仕事だと思っている。
なかなかヤリ手のキャバ嬢だな、ワシってば。(-。-)y-゜゜

不思議系の人々もいろいろ種類がある。
能力?を自慢する人。
能力?故に分析する人。
能力?に自信を持ちたい人。
「能力って、アンタ・・・(--;)」と思うことしばしばだが、みなさん大真面目に目に見えないモノの力を語る。
目に見えない故に証明も難しいようだ。
ガネーシャスピリチュアル部門担当のワシは、「へぇ〜!ホォ〜!」の連続である。
楽しいひとときが過ぎ、みなさんお帰りになる。
話が面白いので、「また来てね☆」って思う。
だけど、心のどこかで悪魔なワシは「だから何?(-.-)」って思う人もいる。
そんなにスゴイんなら、ワシなんかに自慢せんと人様の為に活用するがよろし。
世の中に役立ってこその能力じゃないんかいっ!

そんな日常は茶飯事である。

この前の日曜日は、第4回ガネーシャツーリングで奈良の室生寺に行った。
ツーリングがメインなのか神社仏閣巡りがメインなのか、判断が難しいところだが、みんなで楽しく行ってきた。
室生寺のご本尊は如意輪観音様だ。
ワシは、如意輪観音ほど優雅な観音様はいないような気がしていた。
御朱印を頼む時に、「優雅よね〜♪」と呟いてしまったのだが、それがなんだか非常に気に入られてしまったようで、如意輪観音についてのレクチャーが始まった。
知らない事を知るのは、幾つになっても楽しいものだ。
有り難いなぁと思い聞いていた。

「願い事を一つだけ叶えてくれますよ。一つだけですが、たくさんあるなら続けてみればいいでっせ。鐘を2回叩いてから願い事言うがよろしいわ。何かありますか?」

ほりゃ〜あるよ!
煩悩の数は百八つじゃ足りないんだもん。
でも、一つだけかよぉ〜・・・
ほいじゃコレしかないわな。

「人に優しくできるようになりたいんです。」

御朱印を書いてくれる人はめっちゃ驚いていた。
「...<;O_o> あんたさん、無欲やねぇ。絶対叶うわ。」だそうだ。

無欲と思われたのが逆にワシは驚きだ。...<;O_o>
これがどんだけ難しいか、本当にワシは悪魔なもので難しいのである。
この願いが叶ったら、なんかきっとすべての煩悩が消えるような気がするんですよ、ワシはね。

「おおきにですぅ。。。(^^ゞ」
そう言って本堂の如意輪観音様に向かって手を合わせた。
ついでにそこでおみくじを引いたら大吉だった。
おぉ、なんだかイケソウな気がするぅ〜♪

お店にはいろんなお客様がやって来る。
感じ悪い人もいれば、見かけに寄らず可愛げアリアリの人もいる。
「店長、本当は何か見えてますよね?」と言われることも多い。
ワシは思うんだ。
見えてようが見えてまいが関係ないよってね。
何も不思議な事がない人だって優しい人や魅力的な人はいっぱいおるよ。
何かわかってる風な事言ってる人でも、変な人や意地悪な人はおるもん。
肝心なのは「人」なんだって思うよ。
だからワシは優しくできる人になりたいと思うよ。
優しさの表現は時と場合と人それぞれでいいから、臨機応変に分かり易くその人の為になることができるといいな。
そしてできれば、自分一人だけの能力じゃなくて、みんながわかる説明や方法が好ましいと思うよ。
ワシはワシ自身はとっても優しい質だと思うのだけど、表現が下手くそで他人に理解されにくい。
それどころか冷たい人と思われることも多い。
ま、それでもいいよ。
人がどうこう思うより、その人の為に優しさを尽くせるようになりたいと願う44歳の秋である。

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