プレナイトにしてみたわ

どうもです。
今年こそはできるだけ更新しようと、とりあえず毎日写真は撮っているのですが、なかなかアップに漕ぎ着けず画像だけが未処理のままストックされてしまってるガネーシャ店長です。(T_T)
なので、数日前のコトになってしまいますがご了承くださいませ。m(__)m

心が病気がちの人は多い。
ワシのところは世間でいうところのパワーストーンも扱っているので、お客さまの中にはそういう状態の時にご来店される人も多い。
心だけ病気がちの人、心身ともにヤバ目な人、ブッ飛んでイッちゃってる人、何種類か何段階か最近では瞬時に見分けることが出来るようにもなってきた。
お気の毒やね。
ほとんどの人は、最初は自分が創り上げた既成概念の枠の中でもがいているのに、そのうち症状も思考も変わっていく。
まだ救われるのは、嬉しいことに良くなっていく傾向のお客さまが多いことだ。

先日の彼女もそう。
最初に見かけたのは初夏だったかもしれない。
生気のない顔と言動からメンヘラですねってすぐにわかった。
彼女はその時のインスピレーションで石を選び、サイズとデザインは希望を聞きながらワシらが仕上げるというスタンスで接客しているお客さまだ。
月イチくらいで今の自分と向きあう時間を作っているように見受けられた。
いつも自分の希望優先でアクセサリーを作っている彼女が、寒くなってから久しぶりに遊びに来てくれた。
最初に出会った時とは別人のような印象だった。
「お元気そうね？」と声をかけた。
「うん。一進一退だけどね。なんとか生きてるよ。」と、元気よくとはいかないまでも、覇気のある声で返事をしてくれた。
石のところを何周かする彼女に「今日の気分はどの石？」と尋ねてみると、「そうねぇ。なんだろうね。何か欲しいんだけど、今日は決めきらないわ。」と、沈むこともなく答えてくれた。
「じゃぁ、今日は私が石を決めてあげよう。気に入らなかったら言っておくれよ。」と、いつもは絶対ワシから提案しないが、彼女のために翡翠と琥珀とプレナイトとローズクォーツで並べてみた。
絶対彼女は自分では緑系の石を選ばないと思ったが、今の彼女には綺麗な緑色が必要な気がした。
気に入らないだろうなぁ〜と思いながら組んでみたら、「ねぇねぇ、この琥珀をもっと薄目で透きとおった石に変えてくれる？」と、意外や意外、緑はスルーだ。
「好きなの持っておいで。」と言うと、綺麗で小さめのシトリンを選んだ。
悪くないね♪
彼女の好みのサイズに仕上げると、嬉しそうに腕につけて「似合う？重ねてもいい？どう？(´∀｀*)ｳﾌﾌ」と、気に入ってくれたようだ。

ワシは彼女の名前を知らない。
年齢も知らない。
住んでいるところも知らない。
電話番号もメアドも何も知らない。
普段なら、お客さまにご記入いただくものがあるのだが、最初に会った時、彼女にそれを要求するのは酷のような気がしたからだ。
何度かご来店いただくが、そのたびにまだ無理だなぁって思っていた。
今回、作りながら思い切って年齢を聞いてみた。
気分が良かったのか、ボチボチと話をしてくれた。
趣味や好きなことや得意なことや日常も聞いてみた。
でも、まだ名前も知らない。
そんな彼女だけど、確実に何かが溶けて柔らかくなっているのを感じる。
もっともっと柔らかい感じになったら、名前を聞いてみようと思った。

彼女のブレスレットが、意外といい感じだったので、同じ石だけどサイズと配置を変えて自分用に作ってみた。
ワシのはピンクが多いね。
２０１１年の第一作目だ。



どうやらワシは、左は水晶や優しい感じの石で固めたがるようですな。
自分に不足なものは、こう見えてわかっているのさ。(-。-)y-~~~

みなさんもお気に入りのアクセサリーを作ってみませんか？(^^)
どんな石が気になりますか？
今年はどんな気分から始まるのでしょう。
何よりもご自身にとって一番のパワーストーンになりますよ♪